私たちにとっての聖人
人間とはどんな生きものかを教えてくれている人、それが親鸞聖人であると思います。
私たちは一人では生きられません。しかし、一人でも生きていけると思ってしまうのが人であります。そこが、私たち「人間」の難しいところであると思うのです。
岩本泰波さんという方が、『一言一絵』という本のなかに、「甘いものを見つけた蟻は必ず集団に持ち帰るが、人間はひとりでこっそり食べてしまうことがある」と教えてくださっていますが、そういった部分に『人間』の知恵があり、迷いもあるのだと思うのです。
ともに生きていながらも、自分の思いにとらわれてしまう。
そのことを悲しめる心だけが、『人間』として生きていることの証であり、それこそが、「仏」に遭い続ける世界であるということを、身をもって顕してくださったのが親鸞聖人であると思います。
迷い苦しむ私たちを、同じ「人間」として、「人間の存在事実」に帰らせてくださる存在が、浄土真宗の宗祖、親鸞聖人であると思います。
住 職
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