真宗大谷派 摂晃山 順信寺

報恩講

報恩講とは

真宗門徒は、一年は報恩講に始まり報恩講に終わると言われています。

また、全ての仏事の基本は報恩講であると言われています。

 

報恩講は字の通り恩に報いる集いであります。

しかし、現代では恩という言葉も死語に近い状態になってしまったように思います。 

そういう意味では今は、恩を報せていただく集いであると感じています。

 

仏教は出家仏教であり、出家者が悟りに至り、その功徳について、在家者は、布施などをすることにより、自分や他者に振り向けるというかたちのものでした。

 

それが親鸞聖人によって、念仏のいわれにうなずくことによって、「どの状況でも、だれでも、どこでも、えらばず、きらわず、みすてず」仏に遇うことが出来ることが顕かにされました。その御恩を報せていただく集いが報恩講です。

 

私たちの先輩方も、そのことを「有り難い」(有ることが難い)と言って、この次から次と困難が降りかかってくる人生を引き受けて生きて往ったのではないでしょうか。

 

「御恩」を今一度、頂き直すことが出来たらと願います。

報恩講を迎える

最近は、花は花屋さん、食事は仕出し屋さんというお寺が多くなってきていますが、順信寺では、内陣を荘厳する(飾る)お花のすべて、また、お斎に使用する食材(野菜を中心としたもの)も、調理や飾りにいたるまで、ご門徒さまの寄進によって行っております。

真宗寺院は、住職のものではなく聞法道場であるように
報恩講も、坊主が勤めるのではなく、ご門徒さまお一人お一人がお迎えし、お勤めをする。あるべき姿として、受け継いでいきたいものです。
ご門徒の皆さまのお庭からいただいた花。
天候に左右されますが、報恩講のためにお育ていただいている方もたくさんいてくださいます。
役員の皆さまのお力で、境内から、内陣を飾る松を切り出しています。また、事前の大掃除や草刈りなど、仏教青年会をはじめ、多くの方々の労力が重なって、報恩講を迎えます。
松もプラスチックの飾りではなく、生ものを使って飾ります。毎年、中頓別町聖福寺、内田ご住職さまにご指導をいただいています。

ギャラリー

御台所も、2日間、場合によっては3日間、朝早くから夜中まで、皆さまのご協力で、歌登のごちそうで、報恩講を飾ります。
御満座後、お参りいただいた方みんなで、お斎をいただきます。

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